喫煙者にとってインプラントが難しい理由とは?
2022/10/09
喫煙される方はしばしば、インプラントを行うのは難しいと言われます。
喫煙とインプラントには、どのような因果関係があるのでしょうか。
今回は、喫煙者にとってインプラントが難しい理由について解説いたします。
喫煙者にインプラントが難しい理由
骨と血流の問題
インプラントでは、「歯槽骨」と呼ばれる骨の部分に人工歯根を埋め込みます。
この人工歯根がしっかりと骨と結合しないと、安定した土台が作れません。
その鍵となるのが血流です。
またニコチンは、血管を縮小させてしまう要因です。
インプラントによる人工歯根を骨に結合させるには、豊富な血量が求められます。
喫煙によって血流が悪くなると人工歯根が骨にしっかりと結合されず、しばらくしてからグラグラしたり外れるといったトラブルを起こしてしまいます。
歯周病のリスク
喫煙者とそうでない人の歯周病の発症率を比較したところ、喫煙者が歯周病を発症する割合は5倍にものぼるとされています。
そのため喫煙者の方がインプラントを行う際は、歯周病のチェックが欠かせません。
歯周病がなく、インプラントの治療ができたとしても、喫煙を続けることによってその後歯周病を発症する可能性があります。
インプラント後の歯周病を「インプラント周囲炎」と言い、インプラントそのものをダメにしてしまうこともあるため、注意が必要です。
まとめ
喫煙者にとってインプラントが難しい理由に「骨と血流の問題」と「歯周病のリスク」が挙げられます。
インプラントを受けるにあたっては口腔内の状況をしっかりとチェックしてもらい、最善の方法を検討するのがいいですね。
横浜にある当院では、インプラント治療を手がけております。
インプラントをお考えの方は当院にご相談ください。